本日は、こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、宅建士試験に2度失敗しています。
今年2020年、3度目の宅建士試験に挑戦します。
ここでは、2度の失敗から学んだ宅建試験の勉強法について、
受験経験者が気を付けるべきポイントを、実体験に基づいて解説します。
2度目の挑戦における勉強方法【去年と同じやり方はNG】
先に結論をお伝えしますが、去年と同じやり方では受かりません。
なぜなら、私がそうだったからです。
さらには、宅建講師にも同じ指摘を受けました。
体験談: 2度目の受験時の油断
具体的なお話をすると、2度目の受験を控えた私は、かなり油断していました。
1年前に一生懸命勉強し、結果は、37点合格ラインの33点。
試験問題を見直すと、ケアレスミスさえなければ届いていたのに…といった結果でした。
この結果から、来年は「同じ時期から同じように始めれば、去年より知識があるし大丈夫」と思っていました。
油断①: 試験勉強開始の時期
「去年勉強したし、今年も3か月くらいあればいけるでしょ!」
前述より、この油断が恐ろしい結果を招いた、一番の原因だったと思っています。
なぜなら、勉強を始める7月ごろには、去年の勉強した内容はほとんど忘れてしまっていたからです。
油断②: 無駄な知識の増加
ここまで読んで「じゃあもう少し早く、勉強を開始すればよいのでは?」と思うのですが、
2度目の受験には(正確には、2度目以降の受験には)もう一つ、大きな罠が潜んでいます。
それは「知識が増えること」です。
一見、良いことのような気もしますが、2度目以降の受験勉強では、勉強範囲に手を広げてしまいがちです。
そのため、あやふやな知識が増えて、解を導き出すことが困難になります。
この罠にはまらないためには、根本的な勉強方法の見直しが必要です。
2度の失敗から学ぶ、宅建試験の勉強方法
結論、理解学習を徹底して行うことです。
暗記や雰囲気で覚えてしまってはいけません。
解に対して「なぜ」「どうして」を、正確に答えられるまでに仕上げる必要があります。
理解学習の重要性
実体験ですが、2度受験したときの勉強方法は、下記のとおりです。
・7月から勉強スタート
・ある程度の理解があるから、「なんとなくわかる」で答えを出す
・「用語」はわかるけど、「用語の意味」を説明できない
この場合、4肢択一の問題で、解を導き出すことが難しくなります。
必ずと言っていいほど、4択問題のうち「2択」で迷います。
綺麗に肢が切れないようでは、解が導きだせないので、結果的に合格にはつながりません。
1問が合否の命取りとなるので、ここは正確に知識の定着に向けた勉強が必要となります。
近年の宅建試験の出題傾向
近年の宅建試験は「選択問題」が増えています。
選択問題とは 「この中に正解(もしくは誤り)は何個あるでしょう」 といった問題です。
この場合、4択全ての正誤が判断できないと、解を導き出すことができません。
つまり、4択のうち1肢でも答えが分からないと、正解が分からないということです。
これは、あやふやな知識が増えた2度目の受験では、致命的でした。
3度目の学習方法
2度の失敗から学んだ勉強法より、今年の取り組みです。
去年までの教材は全て捨てる
去年までのテキスト・問題集を全て捨てて、全て新しい教材へと買い直しを行いました。
これは大切なことですが、今年(2020年)は民法改正により、解釈が大きく変わっているところがあります。
去年までの知識と混同しないためにも、去年まで使用していた教材を全て捨てて、新しいものを購入しました。
もちろん、民法改正対応済のものです。
インプットの時間を十分とる
今までの失敗では「7月~8月という短い時間でのインプット」として、あやふやな知識を増やしていました。
今年は、確実な知識の定着のために、今の時期から7月までインプットの時間として勉強を始めました。
この成果がどうでるかはわかりません、去年までの失敗を踏まえ、改善できる方向に舵を切っています。
がんばって勉強して、2020年宅建試験に合格しましょう!