本日は、こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、経理職歴6年目。在職中です。
経理職に関する資格情報に関して、実体験に基づいて解説します。
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経理職でおすすめの資格は「簿記検定」です
もうわかりきった話ではありますが、結論として、簿記検定がおすすめです。
なぜかというと、この検定があると「面接で足切りされないから」です。
体験談: 私が就職活動で失敗した話
具体的なお話をすると、6年前の私は、新卒で入った会社をわずか4か月足らずで退職し、転職活動を始めました。
その時に「簿記検定2級」を所有していたのにも関わらず、資格の持ち味を前面に出し切れていなかったことで、何度か書類選考を落とされてしまいました。
そこから所有していた資格を武器に、未経験ながら経理職に転職できました。
よくある質問①: 簿記検定だけで問題ないですか?
「他にも資格があるけど、本当にそれだけでいいの?」という疑問があると思います。
そういった疑問もあると思いますが、簿記検定だけでOKです。
なぜなら、簿記検定は古くから存在する資格試験であり、信頼性が高く、
経理知識の一般的な評価基準の資格とされているので、評価されやすいからです。
実際に私は「上場企業の経理職」の面接を2社受けたのですが、簿記検定の資格を履歴書に書いたところ、面接中でも評価されました。
※ 実際の履歴書(抜粋)
よくある質問②: 資格は完全に必須ですか?
ここまで読んで「資格なしでも、いけるのかな…?」と思う方もいるかもです。
結論 : 資格は、なくてもOKです。
理由 : 資格が全てじゃないから。
実際に働いている周りの方々を見ていると、簿記検定を所有している人は7割程度です。
残りの3割の方は、簿記検定がなくても経理職として不自由なく働いています。
なので、簿記検定がおすすめです。この1つだけで、問題なしです。
未経験から経理職へ転職する方法
結論、狙う企業の的を得ること。
なぜならこのポイントさえ手を抜かなければ、内定を勝ち取ることができるからです。
経理職の募集要項を調べてみる
例えば、経理職も募集要項を下記のとおりで比較します。
・A企業: 経理3年以上。税理士資格2科目以上所有者。
・B企業: 経理経験者優遇。簿記3級以上所有者。
・C企業: 経理未経験可。
この場合だと、狙うべき企業はB企業です。理由を説明します。
<A企業>が求めている人材は「税理士の卵」のような人です。専門領域に関する業務を担う可能性があるので、あえて厳しい要件が設定されています。
<C企業>が求めている人材は、未経験可とありますが、経理職は「総務や人事、労務関係にかかわる業務」が多いので、そちらの業務に回される可能性が高いです。
なので結論、狙う領域を間違えないことが重要です。
経理職の志望動機・職務経歴書
未経験でも経理職に転職できた理由は、志望動機と職務経歴書に力を入れました。
例えば、作成にあたり意識した点は下記のとおり。
・方法①: 転職エージェント担当に添削を依頼する
・方法②: 保有資格は目立つように強調する
・方法③: 自己PRは手を抜かない
それぞれを、順番に解説します。
方法①:転職エージェント担当に添削を依頼する
ネット上には様々な志望動機、職務経歴書のフォーマットが載っていますが、実際に転職エージェントにお願いするのが親身になって聞いてくれますし、「応募する企業の内情」を把握しているので、企業に沿った添削方法を提案してくれます。
>>使用したエージェント: リクルートエージェント・マイナビエージェント・DODA(パーソルキャリア)
方法②:保有資格は目立つように強調する
簿記検定の保有があれば、もちろん簿記検定の資格を取得していることを強調しましょう。ほかにも経理に関係ない資格でも所有している資格は全て記載することをおすすめします。面接などで興味を持っていただけることが多いです。
たとえば、実際に自分の会社で働いている人がそうですが、TOEIC〇点と記載しておいたところ、海外出張に同行することになったり、英語記載の会計書を読む手伝いを頼まれたりと募集要項からは読み取れなかった仕事が舞い込んでくる可能性があります。
方法③:自己PRは手を抜かない
もし今勉強中の資格試験があれば、保有していなくても記載しておくことがよいでしょう。なぜなら、将来どのようになりたいか、将来像は必ず聞かれるので、そこに対して明確に理由があることアピールできるポイントにもつながります。
以上です。経理職は、男女問わずスキルアップを図ることができる職種です。
勉強を続けて、知識と経験値を積み上げていきましょう。