本記事の内容
- 宅建模試を受ける真の目的
- 使用した模擬試験の感想【3つ紹介】
- オススメの活用方法【失敗談あり】
2020年宅建試験に、3度目の挑戦。
今まで2度の受験挑戦と失敗から学んだ、正しい模試の使い方を紹介します。
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宅建模試を受ける真の目的
まず、模擬試験を受ける目的を整理します。
・苦手分野を見つける
・時間配分を把握する
大きく分けてこの2点です。具体的に説明します。
苦手分野を見つける
模擬試験の目的は、合格ラインに達しているかどうかを確かめるためではありません。
今自分の学習理解がどこまで進んでいるのか、苦手な分野はどこなのかを確認するために受けます。
この使い方が分かっていないと、模試を受けて合格ラインに達していたら満足してしまします。
時間配分を把握する
宅建試験は120分で50問の試験です。単純計算すれば、1問2分ちょっとになります。
ただこの計算通りで挑むと、すんなり解くことは難しいでしょう。
理由を説明します。
試験問題の内訳を把握する
宅建試験問題の内訳は、こちら
全50問の内訳
- 権利関係 → 14問
- 宅建業法 → 20問
- 法令上の制限 → 8問
- 税価格 → 3問
- 5問免除 → 5問
※ 問題は1問目から、上記の順に並んでいます。
解く順番を考える
模試の会場でどの講師も口を揃えておしゃることが「1問目から解くのはおすすめしない」です。
理由は、1問目が難しい可能性が高いからです。
宅建試験の問題の中で、圧倒的に難しいのは「権利関係」です。
民法何千条の中から出題されるので、正直、14問パーフェクトを狙うのは難しいです。
また、問題と選択肢が複雑な表記をしているので、理解するのに時間がかかります。
さらには、判例問題が必ず1問混ざっており、5分は必要としていた方がよいでしょう。
そうすると、オススメは「後ろから解く」です。
時間配分を考える
『解き方』と『解く順番』を考えたら、あとは『時間配分』です。
上記の通り、権利関係にはどうしても一定時間が必要なため、他の時間を削ることになります。
私の時間配分はこうでした。解く順番は「後ろから」です。
時間配分
- 5問免除項目 → 10分
- 税価格 → 5分
- 法令上 → 20分
- 宅建業法 → 35分
- 権利関係 → 35分
- 判例問題→ 5分
- 見直し → 10分
見直しは必ず必要です。マーク間違えがないかだけでも、確認してください。
マーク間違えなんてそんなはずがない・・・と思っていたのですが、2度の試験ともに、見直しの時間でマーク誤りを発見しました。試験中はとにかく問題に集中しているので、マーク誤りに気づきません。
せっかく正しく解けた問題も、水の泡になってしまうので、必ず確認をした方がよいでしょう。
実際に使用した模擬試験の感想
2度の受験で活用した、模擬試験は3つです。
- 宅建 LETOS 模試3回分
- 日建総研 模試3回分
- 宅建 吉野塾 ワンコイン模試
宅建 LETOS 模試
宅建 LETOS 小野先生が出している模擬試験です。
3回分の模試がついていました。感想はこちらの記事で書いています。
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【宅建】2度の失敗から学んだ勉強方法とは【受験勉強より難しい?】
続きを見る
日建学院 模試
こちらの教材は、宅建 みやざき塾の模擬試験を受けに行ったときに、使用しました。
難易度別に、3回分の模擬試験が載っています。解説も丁寧なのでおすすめです。
宅建 吉野塾 ワンコイン模試
宅建吉野塾でオンライン販売されている、『ワンコイン模試』を受けました。
500円とは思えないクオリティです。毎年9月ごろに販売開始されています。
オススメの活用方法【失敗談あり】
模試の受け方がわかったところで、実際の活用方法をお伝えします。
点数に一喜一憂しない
模擬試験はあくまで、模擬試験です。本番の試験ではありません。
いくら間違えても大丈夫ですし、点数に左右されてはいけません。
8月あたりの模試で20点くらいでも合格するひともいます。
「自分の苦手分野はなにか」を洗い出す試験だと思ってください。
大切なことは、間違えた問題を復習することと、
間違えた問題の単元を、テキストに戻って復習すること です。
模試を繰り返し解かない
1度解いた模試は、繰り返し解かない。間違えた問題の復習にだけ、時間を当ててくだだい。
先にも申し上げたように、宅建の模試を受ける理由は「苦手分野を見つけること」と「時間配分を把握するため」です。
間違えた問題の復習と、間違えた問題の単元まで戻れば、一度解いた模試をもう一度受ける必要はありません。
宅建試験は簡単な資格試験ではありません。とにかく勉強して合格を勝ち取りに行きましょう!